寿司図鑑 1252貫目
ヒラメの握り
ひらめのにぎり / ヒラメ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
秋深まると、ヒラメに味がのってくる。脂ものっているのか甘味も増しているようである。たかさんが活け締めの2キロ級を下ろしているが、握るために切りつけると身が反発して盛り上がってくる。まだ筋肉が生きているようなのだ。
これをつけると、すぐに口に放り込む。生き生きした身のなんど鮮烈な舌触りであることか、そのネタの表面に甘味が感じられる。やや食感が強くてすし飯との馴染みが悪いが、それでもこれは「うまい!」。
「たかさん、これはうま味のうまさじゃなくて、まだ生かっているうまさだね」
「ヒラメ、カレイはそれがあるよね。それに締めたばかりでもうま味あるしね」
実はこの一かん、普通のすし屋でお願いすると実に高価につく。二かん三かんと頂くには懐具合とご相談しなくてはならない。
「財布空にしても食べる、そんな一かんだと思うね」
「おお、そりゃすし屋としては大歓迎ってことだね」
2011年11月21日
寿司ネタ(made of)
ヒラメ
Bastard halibut
すしネタ、料亭などだけで使われるものだったが、中国などから輸入され、養殖技術が向上してスーパーなどにも並ぶようになってきている。ただし、輸入も・・・・
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