寿司図鑑 1360貫目
マハタの握り
まはたのにぎり / マハタ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
高度成長期からバブル期を経て、白身の種類が飛躍的に増えた。古く、白身といえばヒラメ、もしくはせいぜいがマコ(マコガレイ)しかなかったのは遠い昔のことである。その新参者の白身の中でも、徐々に定位置を得てきているのがマハタだ。
天然ものが激減してめったに見かけることもなくなっていたのが、養殖が確立されると、いたって在り来たりなものとなってしまった。ただし、天然ものは今でも超レアである。
久方ぶりに築地場内で2キロものを見つけて、これを握りに仕立ててもらう。活け締めなので、切りつけた種に透明感が残っていて実に美しい。
まずはしょうゆをちょんとつけて口に放り込む。ネタの表面が舌に触れた途端に甘味が感じられて、すし飯と混ざりながら、じわりと脂の甘さが追いかけてくる。
活け締めして一日置いただけなので、やや硬く、すし飯との馴染みはイマイチながら、ゴージャスな味だなと思う。
寿司ネタ(made of)
マハタ
Grouper, Rock-cod, Seven band grouper
比較的国内海域に多い魚である。古くは関東、山口県日本海側が北限域であったが近年北上傾向にある。近年、ときに日・・・・
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