寿司図鑑 1446貫目
マトフエフキの握り
まとふえふきのにぎり / マトフエフキ
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基本的に江戸前ずしの世界では磯やサンゴ礁にいる魚は使わない。ましてや沖縄の魚などは見向きもしない。これが江戸前すし職人の大勢を占めている気がする。それが徐々に変わりつつある。どんなところで取れようと、あまり知名度がなくても美味しければすしダネにする。そんな職人が増えてきている。
さて、我らがすし職人のたかさん(渡辺隆之)もそんなひとりだ。石垣島で買い求めてマトフエフキを下ろして、味見して惚れてしまったらしい。
実に上質の白身で磯臭さなどは皆無、ほんのり上品な甘味がある。そして皮のうま味と独特の食感にも魅力を感じたらしく、珍しくも皮霜造りにして握ることにしたらしい。
つけてもらったら実に美しい。血合いがきれいだし、皮が薄いベージュなのもいい。
口に放り込むと、まずは身の甘味が感じられて、皮の食感が面白い。すし飯との馴染みもいいのである。
「たかさん、また買ってくるよ。来年になるけどね」
「来年と言わず、送ってもらおうよ」
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マトフエフキ
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珍魚度 沖縄県まで探しに行・・・・
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