寿司図鑑 1476貫目
クロヒラアジの握り
くろひらあじのにぎり / クロヒラアジ
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クロヒラアジは本来、熱帯域、亜熱帯域にいる魚だが、海水温の上昇からか本州などでも珍しい魚ではなくなっている。この左右に平たく体高のあるアジ科の魚はすべて味がいい。
この形の魚をよく持ち込んでいるためか、すし職人の渡辺隆之さんもわたすと、文句も言わずに受け取ってくれる。しかもどうやらこの手の魚のよさがわかってきたのか、提供するとうれしいようだ。
「わかってきたようだね。この手の魚のよさ」
「昔からそうだよー。カイワリと同じじゃない」
「確かにね。脂が身に混在するところ。舌触りがねっとりしているところとかね」
要するに特上の味わいだと言うことだ。
たかさんが切りつけながらうなる。
「いい身だね。それにつけやすい」
鮮度がいいのにそれほど身が硬くなくつけやすいのはメダイなどにも似ている。
口に放り込んだ途端に甘味が広がるのも魅力的である。
一かんの存在感が大きい。
寿司ネタ(made of)
クロヒラアジ
Blue Trevally
味のいい魚であるが、定置網などに入ってもまとまらないので、ほとんど知られていないのが残念で鳴らない。
味は最上級という魚である。少ない水揚げながらもっと注目・・・・
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