寿司図鑑 1495貫目
マダラタルミの握り
まだらたるみのにぎり / マダラタルミ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
鹿児島市からきたそれは、3kgを超える大型魚なので片身でも1kg以上ある。それをすし職人のたかさんに手渡すと、皮を引いた途端に笑顔になる。
「オイラ、好きだねー、この魚」
「まだ味見もしてないでしょうよ」
「わかるんだなー。オレってプロだから」
「そうなんだ、知らなかった」
漬けてもらうと、それはハタのようでハタではない。マダイのようでマダイではない。
「これなんて魚なの」
標準和名を教えると「名前ダメだわ」、ボクもそう思う。でも昔、標準和名をつけた人は、これが握りのネタになるなんて思いもしなかったろう。
ということで、たかさん曰く「マダイよりも味が濃いし、ハタよりも美しい」。
ほんにその通り、舌にネタが触れたときの甘味、舌の上でつぶれたときのうま味、そしてすし飯との馴染み、ぜーんぶOKだ。
寿司ネタ(made of)
マダラタルミ
Black and white snapper
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