寿司図鑑 1508貫目
アマミフエフキの握り
あまみふえふきのにぎり / アマミフエフキ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
フエフキダイ科は熱帯・亜熱帯に多い。熱帯系でありながら、上質の白身で臭味のない優れた食用魚が多い。なかでも大型になるフエフキダイ科は人気が高い。
本種の場合、「たまん(ハマフエフキ)」と比べるととれる量が少ないことが知名度が低い原因。もう少し水揚げが増えれば暖かい海域の産地でも高評価になると思う。
さて、この血合いがきれいで、クセのない白身はすし職人好みなのだ。皮を引いた途端に、すし職人のたかさんも「いいと思うよ」なんていいながら切りつけていく。
端っ切れを口に放り込んで、
「タイかな。ちょっと違うけどタイって雰囲気だよね。ほんの少し身質が違うけど、ほの甘さが口に残るね」
こちらはつけたのを食べて、
「すし飯との馴染みもいいし、飯とからんでもちゃんとネタの食感が感じられるし、魚のうま味もあるよね」
「合格だね」
「ただ、ただ、合格ってのも芸無しだね」
「まだまだ残暑で蒸し暑い日が続くだろ。タイなんかもまだとしたら、十二分に代役にはなると思うな」
「人気俳優が脅威を感じるか」
「それほどじゃないけどね」
寿司ネタ(made of)
アマミフエフキ
Redthroat Emperor
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