寿司図鑑 100貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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ペヘレイ
ぺへれい /
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
埼玉県ほど印象の薄いところはないだろう。広大な面積、プロ野球球団がありサッカーチームなんていくつあるのだろう? 特に影が薄いのが食文化である。埼玉で「うどん」を思い浮かべると通の中の通としかいいようがない上に、後が続かないのだ。「な?んにもないじゃない」と市場で見つけたのがペヘレイである。「ペヘレイはめったに来ないけど、くるのはいつも埼玉からだね」、築地なんかで聞くとこれぐらいの答えは返ってくる。それでいざ大里村にある安田養魚にペヘレイを見にいってきた。その生きている姿の美しいこと。帰りにいただいたのを迷わずに握りにしてもらった。血合いが薄く帯状にあるのがなぜか白身に興をを添えている。握りを口に入れて、まず味わいは淡いように思えた途端にジワリと旨味と脂が浮き上がった。そしてほどよい旨味が余韻を繋げて酢飯とともに消えていく。たかさんともども「うまいね」と仲良くペヘレイを堪能しました。