寿司図鑑 858貫目
夏アイゴの握り
なつあいごのにぎり / アイゴ
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アイゴは内湾の岩礁地帯にいる雑食性の魚だ。
体長40センチ近くになる。
夏には動物でも植物(海藻)でもなんでも食べる。
ときに磯臭いので、土地度地によって、とても「食べられたものではない」、いや「実にうまい」など毀誉褒貶はなはだしい魚だ。
特に成魚は活魚以外に生で食べるという地域は少ないのではないだろうか?
その成魚の活魚を旬外れの8月に握りにした。
アイゴの旬は一般的に、その年の春から初夏に生まれた個体が手のひらサイズになる秋なので、もっとも悪い時期のもの。
これが臭みもなく噛みしめるとうま味が強く、持ち味の強い食感もあって、すこぶるつきのうまさだった。
すし飯との相性もよく、握りとしてうまい、これが特筆すべき点でもある。
ただし翌日には少なからず磯臭さを感じた。
寿司ネタ(made of)
アイゴ
Mottled spinefoot, 褐臭肚魚、褐籃子魚
ちなみに偉大な魚類学者である蒲原稔治は〈なか・・・・
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