寿司図鑑 214貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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トゲヒラタエビ
とげひらたえび / トゲヒラタエビ
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エビと言えば、「甘えび」やクルマエビなど一般的に知られているのはほんのわずかでしかない。ほとんどのエビは利用されず、また人の目に触れることもない。当然、このなかには産地などでだけ、食べられていたり、漁師だけが特権的に食べている美味が数知れずある。そしてこのトゲヒラタエビなど、その最たるもの。沼津市静浦の漁師、鈴木尚光さんは底引き網でわずかにとれるトゲヒラタエビを「かぶと」という。「かぶとは、うまいよ。茹でて食うと、ホロっとしとるだ。卵もあまいだら」と膨大な底引きのエビで本種をあえていちばんに語る。これは数がとれるのでおかずになる機会が多いというのもあるが、まさに本音。小さなエビで、茹でて縮んだ身を、それでも握りにまとめ上げた、寿司職人のたかさんですら、「あまいね」というのである。すし飯の酸味と、この甘み、握りはうまいに決まっているのだ。「もっと握ってよ」と、たかさんに催促すると面倒臭くて「いやだいやだ」といいながらたっぷり飽食させていただく。ごめんね、たかさん。
寿司ネタ(made of)
トゲヒラタエビ
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駿河湾、遠州灘、熊野灘などでとれるが少ない。
味の良さは漁師さんのお墨付きだが、殻が硬く身が少ないので食べにくい。
商品価値が低いので自家消費されることが多い。・・・・
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