寿司図鑑 270貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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霞鰺の握り
かすみあじのにぎり / カスミアジ


大分県の魚貝類は多彩でしかも鮮度がいい。大分産というだけで手が出る。
例えば「関あじ」、「関さば」のようなブランドものもいいが、普通の魚でも十二分に魅力的である。
漁のやり方もあるのだろうけど、それ以上に荷の作り方が芸術的とも言えるほどに美しい。
その大分から来たのがカスミアジとギンガメアジの入合だ。ただし、入合だと思っているのはボクだけかも知れない。それほど両種の見分け方は難しい。
全長20センチくらいのサイズが丁寧に左向きで並べられている。そこからカスミアジだけを抜き取り『市場寿司 たか』に持ち込む。
これが絶品だった。小振りなので残念ながら脂は少ないものの、身が締まっていて旨味がある。切りつけて美しい。
「才色兼備なんて言うだろ。それがすっぽりと当てはまる、娘だよな」
とはたかさんの弁。男の子かも? 知れないのによく言うよ。
せっかくなので立て続けに10かん。