寿司図鑑 273貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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チリウニ
ちりうに / チリウニ
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仲卸の店に山盛りになって売られていたのがチリ産のウニである。むき身で木箱ではなくプラステック入りである。中国、アメリカなどのものが高くなって国産同様の包装をされているのに、チリ産のものはいかにも容器が簡便である。もっと安いのはビニールで真空パックされて冷凍で入荷してくる。いまどき回転寿司で2かん100円なんていうのはほとんどがこれだろう。これを持ち込んだ途端に寿司職人の渡辺隆之さんがいやな顔をした。「うちはね、できるだけ安くという考えでやっているけど、チリだけは使わないの。今日は国産のいいのがあるからそっち撮影しようよ」。それを押して軍艦にしてもらう。これが意外にうまいのだ。チリ産は苦みがあると言われるが、ほとんど感じられない。それどころか臭みもないし、ほんわかと甘く、旨味も濃厚ではないか。たかさんにもむりやり食べさせてみた。すると、「偶然じゃないの。この前食べてみたら苦くてさ」とまだ嫌な顔をしている。気になって何種類かのチリウニを食べてみた。確かにまずいのも多いが、値段から考えると優れたのも多いのに改めて驚く。そのうちチリ産も高くなりそうだ。
寿司ネタ(made of)
チリウニ
Chilean sea urchin
チリでは重要な水産物となっており、種苗生産が行われている。
また養殖が試みられている。
日本国内でも安いウニと言えば本種のことで、回転寿司などでよく使われている。・・・・
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