寿司図鑑 272貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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鉄瓶/ヒレジロマンザイウオ
てつびん / ヒレジロマンザイウオ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
この魚、あまり市場には入荷してこない。それはやや沖合の深いところに棲息しており、まとまってとれることがないからだ。ただあまりに真っ黒な姿から印象深いのか、たまに入荷してくるだけなのに市場では「鉄瓶」として人々に膾炙している。そのヒレジロマンザイウオが突然我が家に到来した。高知市の漁師・永野さんにいただいたのだが、土佐清水市の第18司丸が釣り上げたもの。市場で見るよりももっともっと黒っぽく見えるのは新しいためだろうか? その真っ黒な鱗と皮をすき取ると、なかから出てきたのは見違えるような白身である。この握りがうまい。平凡な白身なのだが、微かに甘味があり、その後にジワリと旨味を感じる。上品で食べやすい味わいで4、5、6かんと食べて飽きが来ない。寿司職人のたかさんをして「物足りない気がしてたけど止められなくなるね」と、いつの間にか寿司職人の昼食が寿司となったのだ。
寿司ネタ(made of)
ヒレジロマンザイウオ
Sickle pomfret
味のよさは水産業者の間に知られており、ときに高値で取引されている。・・・・
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