寿司図鑑 413貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
蓑笠子/ミノカサゴ
みのかさご / ミノカサゴ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
水族館などでみるとスター級の魚、ミノカサゴも食用となると「待て暫し(まてしばし)なのである。きれいな花には棘があると言ったのはサトウハチロウではあるが、その通りでミノカサゴのヒラヒラのついた棘も刺されると大変、その上、身もうまくないとなったらただの観賞魚。そのためか市場でも無造作に捨てられている。でもそんな魚でも寿司にすれば食べられるのではないだろうか? 「これが酢飯の不思議さだよね」と言ったら、たかさん、「そのきれいな棘とやらを取ってきたら下ろしてあげる」と言う。それで怖々と棘を切り取り、出直してくる。そして生で食べてみて「ぜんぜんうまくない」とは、プロからの厳しいご指摘。それで皮目をさっとあぶって握りにしてみる。「これもだめだな」と言うのだが、そんなにまずくはないのだ。微かに皮下に旨味が感じられるし身は上品である。ただ旨味に欠けるだけ。「あのね、きれいな姉ちゃんは好きだけど、きれいな魚はまずいのさ」と言うことで、たかさんの落ちを得まして、お後がよろしいようで。
寿司ネタ(made of)
ミノカサゴ
Butterfly fish, Lion fish
水産的には定置網などで獲れるものの、水分が多く、しかも下ろすのが危険なので、流通上では売れない魚の代表格だろう。
比較的暖かい地域で水揚げされている。漁・・・・
市場魚貝類図鑑で続きを読む⇒