寿司図鑑 414貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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牡丹海老/トヤマエビ
ぼたんえび / トヤマエビ


今や回る寿司屋にも置かれているのがトヤマエビである。そして品書きには「ぼたんえび」とあるはず。分類学の世界はともかくもちまたではこのエビをみな「ぼたんえび」と呼んでいるのだ。それでは偽物か? というとそんなわけではなく、もっとも早くから漁をはじめたのが北海道の噴火湾、そこでの呼び名だったというだけのこと。ましてや値段の飛び抜けて高いエビなのだから偽物になりすます必要は皆無なのである。ちなみに回転寿司で回っているのは間違いなくロシアなどから来ている冷凍もの。生はとても無理だろう。ときどき扱っているのだから『市場寿司 たか』でもほいさと握ってくれる。そして改めてその旨さに感動するのだ。「なんたってこのぷるっとした食感だね。そして適度に粘液質だし、甘いし」。甘味だけならホッコクアカエビに負けてしまうが、食感がいい、そして旨味はこちらの方が上である。「北のエビの王様かな」、「たかさん、それを言うなら女王様とお言い」。
寿司ネタ(made of)
トヤマエビ
英名/Corn-stripe shrimp, Humpback shrimp, Pinl prawn
一般には「ぼたんえび」として取引されている。日本海から北海道にかけて水揚げがあるが北にいくほど水揚げ量が増える。「ぼ・・・・
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