寿司図鑑 481貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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とんとんずし/ヒメ
とんとんずし / ヒメ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
秋に握りにしてヒメにはこりた。そのヒメが目の前に3匹。沼津の底引き船、太共丸さんに分けてもらったもの。食べないと悪いなと、頭を巡らせて、和歌山市雑賀崎の「とんとんずし」を思い出したのだ。これは「はまかぜ通信」で教わったもの。小魚を食べるという伝統は瀬戸内や大阪、和歌山などで発達している。特に雑賀崎では、こんなものまで、しかも、よくぞここまで美味しく食べられるものだと驚くような郷土料理がみられる。その最たるものが「とんとん」である。小魚のワタをとり、中骨などそのままにまな板で“とんとん”とたたく。このミンチ状のものをしょうゆと砂糖で甘辛く煮あげるのだ。これは、たかさん嫌がるだろうなと持ち込むと、一口食べて「これうまいな」といきなりお褒めにあずかる。そして巻物かなと思っていたら握りとなって出てきたのだ。これ「とんとんずし江戸前風」とでも言えそうである。これがうまい。とてもすし飯と相性がいいし、味わいに小魚ならではのコクがある。たかさんも「これは健康にもいいだろう」と言うが、確かに子供にも食べさせたい握りである。
寿司ネタ(made of)
ヒメ
英名/Japanese aulopus
相模湾などではマダイやアカアマダイ釣りで釣れるが持ち帰らない釣り師が多い。
まとまって獲れた場合に練り製品の原料などになるていどで、希に鮮魚流通をする。
食べたら・・・・
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