寿司図鑑 488貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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黒目抜け/クロメヌケ
くろめぬけ / クロメヌケ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
北海道紋別、オホーツク海でとれたクロメヌケを前にして「なんだか薄汚れた魚だね」、ぽつんと呟きながら、あっという間に握りが2かん。遙か紋別から来たために鮮度はベストではない。でも寿司にするには、充分に新しいのだ。ただどうにも見栄えの悪い魚である。しかも顔つきに味があるとか、笑えるとかなら救いがあるが、どこにも特徴のない風貌と来ている。味がいいのに、これで一段も二段も低い評価しかない。身だって鮮度が良くても白濁して、血合いも濃いのだ。「まあ、見てくれは悪いけど、味はそこそこいける。将来化けるでしょう」ボクがフローすると「何言ってんだろうね。今の世の中、これじゃ一生うだつの上がらねーよ」。たかさんの言うが如く、じっくり味わえば旨味があるのだ。そこに微かに脂からくる甘味。すし飯との相性もいいのであるから、優れた魚だ。見た目は二の次よ。これは人間様も同様ある。
寿司ネタ(made of)
クロメヌケ
Gray rockfish
豊漁不漁の波があるようで、ときにまとまって水揚げされる。関東などにも入荷をみるもので、見た目の悪さから安かったが、近年荷の作りがよくなり・・・・
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