寿司図鑑 489貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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アザハタ
あざはた / アザハタ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
水中ではいざ知らず、陸に上げたアザハタの色合いは凄まじい。その赤色は鮮やかすぎて目を刺すようである。このような鮮やかな色彩はユカタハタ属ならではの特徴である。この赤色が鮮やかであれば鮮やかであるほど新しい証拠なのであるが、沼津の仲買・青木修一さんはこの色鮮やかな魚をなんども自腹を切って食べている。だからこそ誰も知らない、手を出さない派手すぎる魚をボクに送ってくれたのだ。発泡をあけると見事なくらい赤が目映い。当然、送られてきた日は刺身にして美しいものの旨味がなくもの足りなかった。「一日寝かせよう」という、たかさんの提案で翌日、握りにする。これが絶品であったのだ。「オレはね。こんな白身が欲しいんだよ。寿司を握っていると白身っていろいろあるけど、すし飯と一緒に噛みしめてジワリと旨味が浮いてくるヤツ」、「浮いてくるね旨味? そうだね。これは旨味だね。それに昨日よりも少し身が柔らかくなって、その分、甘味がある」。「顔はおブスちゃんだけど、お前は偉いね」。たかさんモニターで顔をアップにして、真面目くさってほめている。ボクはそんなことはどうでもいいので、せっせとうまい握りを食い尽くしたのである。
寿司ネタ(made of)
アザハタ
Tomato hind, 索氏九棘鱸, 網紋鱠, 過魚, 石斑, 紅舵
ユカタハタ属の中でも小型種なのに、身が締まっていて非常においしい・・・・
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