寿司図鑑 531貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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赤羽太
あかはた / アカハタ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
アカハタと言ったら中華材料でしょうという人が多い。これはハタの仲間では小型であり、やや値段が安めであるためと思われる。また市場にくるものが伊豆七島とか小笠原、九州などと遠く、鮮度が悪いことにもよる。でもこの魚、鮮度さえよければ刺身にしても味はいいのだ。
そんな、珍しく鮮度のいいアカハタを見つけて『市場寿司 たか』に持ち込む。たかさん、アカハタの名は知っているが卸すのも食べるのも始めてであるようだ。
卸している最中も握るときも無言。なんら琴線に触れることなしといった面もちだ。ところが一切れ、口に放り込んだとき。「うまいな」という言葉がこぼれてきた。
そして自分の分も握って、
「味に旨味があるね。脂があるんだか甘いし。値段は?」
「キロ2300円だよ」
「やっぱりいい値だね」
アカハタの握りはやや硬めの身からジワリと旨味が染み出してくる。上品な白身で生臭み皆無、すんなりすし飯と馴染んでもくれる。
たかさんともどもボクも「うまいね!」。
寿司ネタ(made of)
アカハタ
Blacktip grouper
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