寿司図鑑 539貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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ヤマトイトヒキサギ
やまといとひきさぎ / ヤマトイトヒキサギ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
鹿児島県の東シナ海に面した笠沙は関東に住む身には遙かに遠い。なんとかして一度魚を見に行きたいけど果たせないでいる。その焦燥感を和らげてくれるのが当地でお魚の宅配業もしている漁師の若潮君である。ここから魚が届くと箱を開けるときいつも心ときめくのだ。その若潮便に紛れていたのがヤマトイトヒキサギである。この魚、新種として発表されたのが2002年だからお目にかかること自体難しいものである。この珍しい魚、珍しいだけじゃない、うまそうなのだ。同属のクロサギは関東の市場でも見かけるが、やや薄汚れた外見でうまそうに思えない。そこへいくとこっちはギンギラギンに輝いている。これを下ろした寿司職人のたかさんが驚いたほどに身も美しい。そして握りにしたら、これまた結構な味であったのだ。「白身で上品なのに旨味が舌に残るね。そして適度に消えてしまう。寿司飯にも合うし、これはいいね」、たかさん続けて「これたくさんとれるの」と聞いてきた。残念ながら「珍しいものなんだよ」ね。
寿司ネタ(made of)
ヤマトイトヒキサギ
Small-eyed whipfin mojarra
味のいい魚であるが、クロサギなどと混同されている可能性もある。
珍魚度 鹿児島県島嶼部、沖縄県では食用魚だが、意外に探すと手に入らない。がんばって探すしかな・・・・
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