寿司図鑑 595貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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鳥貝/トリガイ
とりがい / トリガイ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
大阪湾ならではの漁というのが底引き網だろう。
比較的浅い場所をトリガイ、アカガイ、シャコ、小エビ、カレイにヒラメなどをとっている。
これが新鮮で、泉佐野や岸和田の店に並んでもピチピチはねているなんてことが当たり前の光景なのだ。
だから堺でトリガイを食べると、当然前海のものだろうと考える。
これは明らかに早合点だ。
そう簡単に目の前の握りでわかりはしない。
やや縮れて、先が乾き加減なのは種ケースでの乾燥のためだろう。
表面の煮きりはあっさりしているのだが、塩辛さはちょうどいい。
甘味もちゃんとある。
トリガイの味わいは上々である。
ネタの氏素性はわからないが、『堺魚市場寿司』の仕入れは手堅い。
「堺魚市場寿司」の寿司飯は市場で働く人のことを考えてかやや大きめ。
そして関東よりもほんの少し甘い。
弾力のある、噛みしめなければ旨を感じられないトリガイのような種にもこの寿司飯は良好だ。
さて、当日、堺魚市場に地物の魚貝類はほとんどなかった。
大阪湾であがる魚貝類が多彩になるには、まだひとつき早い。
堺魚市場寿司 堺市堺区栄橋町2-4-28
寿司ネタ(made of)
トリガイ
英名/Egg-cockle,Heart-shell
江戸時代に握りずしが誕生して以来の代表的ネタで、高級なすし店がこぞって使うもの。1個の貝から1個の握りしか出来ない・・・・
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