寿司図鑑 655貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。

赤かさご/シロカサゴ

あかかさご / シロカサゴ
赤かさご/シロカサゴ
握り

シロカサゴなのに「赤かさご」とはまあ不思議な名の逆転現象である。
 体色は深紅、どうして「しろ」がつくのかは謎である。
 これを考える以前にシロカサゴとそっくり同じ魚があって、それが鰓にある棘の形だけで種が分かれる。
 沼津戸田での呼び名が区別しないでともに「赤かさご」なのである。
 その上、そっくりさんの方が標準和名でアカカサゴというのだから紛らわしい。
 沼津に水揚げされる「赤かさご」としては本種の方が多いように思える。

「透明な、きれいな身だけど、どうも水分が多いんじゃないかな。普通のカサゴよりも身が柔らかい」
 沼津からたっぷり持ち帰ったシロカサゴを卸ながら、たかさんが呟いている。
 そして適当に握り、市場仲間と食べ比べてみる。
「やっぱカサゴの方がうまいだろ」
 この意見が大半。
「でもネタとしては悪くない。ちゃんと甘味があるし、食感もいいしな」
 と、たかさんは意外に好意的だ。
 ボクもカサゴには遠く及ばないものの、これはこれでいい、そんな気がする。

「でももう、この魚、持ってこなくていいかな」
 市場仲間がするどい棘を刺してしまって、まだ痛みがとれないと言う。
 シロカサゴは取り扱い注意なのである。

寿司ネタ(made of)

シロカサゴ
Fiji smooth scorpionfish

シロカサゴ
太平洋側の深場での底曳き網で揚がるもの。
量的に少なく雑魚に近い。
あまり美味でもないので安く、また流通も限られている。
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シロカサゴ、アカカサゴの見分け方
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