寿司図鑑 708貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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松江市内『大鯛寿司』の十二かん、その四団扇剥/ウスバハギ
うすばはぎ / ウスバハギ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
淡淡々ときて、団扇剥(ウスバハギ)がきた。
これがまた淡であったら興ざめだけど、上に肝がのる。
小ねぎがあしらってあって、握りとしてのバランスがいいように見える。
思った通りの味わい。
いや、思った以上だった。
意外なほど団扇剥の味がいい、肝の旨味も上々であるし、明らかにこれは淡ではない。
ウスバハギのようなフグ目の魚のうまさを表現するのは難しい。
例えばトラフグに「脂がのっていますね」なんて見当違いも甚だしい。
むしろ「旨味がたっぷり」といった方が的を射ていないか。
ことほどさように日本海島根半島あたりであがるウスバハギに旨味が充足している。
生肝のババロアを思わせるような食感、そしてそのクセのない旨味だけ、甘みだけの存在感。
よほど鮮度のいいもの、もしくは活魚かもしれない。
ウスバハギもそうだが、フグ目の鮮度保持は難しいのだ。
島根半島を控えた松江まで来てよかったと思う一かんだ。
大鯛寿司 島根県松江市東奥谷町361-9
寿司ネタ(made of)
ウスバハギ
Unicorn leatherjacket filefish, 單角革單棘魨、白達仔、一角剝、薄葉剝、光復魚、剝皮魚、狄仔魚、掃帚
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