寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
イトウ
いとう / イトウ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
25年ほど前、北海道函館でイトウを見つけた。
市場の片隅の店で「イトウ有ります」なんて書いてある。
うれしさに飛び上がり、よく見ると切り身になっていた。
残念至極だが、切り身1800円なりを買い求めてきて、友人と二人、焼いたり、フライにして食べてみた。
これがなかなかいける味なのだ。
それ以来、イトウには切り身ですら出合っていない。
もう無理かなと思っている今日この頃、八王子綜合卸売協同組合『マル幸』の前を通りかかると、おむすびハゲ君が「待ってました」と声をかけてくる。
「これはなんでしょう?」
なんとそれは、
「イトウじゃない」
北海道厚岸産。
キロ当たり1800円で重さ3.47キロ。お値段にして6558円なれど「当然買う」。
買って撮影して、刺身で、ムニエルで、フライにして、ついでにマリネーにして食べる。
それでも余ったので、知人にお分けした、当然握りにもしてみた。
腹の部分はうまかった、が寄生虫の可能性が高そう。
背の部分をあぶって握りに。
たかさんが一個食べて、これはだめだという顔をする。
その通りで旨味が少なく、脂もないので府抜けた味わい。
イトウを握りにするなら、スモークするとか、酢締めにするとか、いろいろ工夫が必要な気がした。
それでもイトウを手に入れた興奮は冷めない。
まだまだ冷蔵庫には残っている。
もっとあれこれ料理してみなければ。
寿司ネタ(made of)
イトウ
Japanese Huchen
近年、青森県などで養殖されるようになったので、食用魚としてである機会も増えるかも。・・・・
市場魚貝類図鑑で続きを読む⇒