寿司図鑑 783貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。

イトウ

いとう / イトウ
イトウ
握り

「サケマス類を生で食べるべきではない」というのは寄生虫がいる危険性からだ。
 例えば北海道の屋外にサケなどを氷らせて切り取りながら食べるルイベ。
 これは明らかに、ちゃんと寄生虫の危険性を知っていて屋外で氷らせたのではないか。
 ただ、この料理法は北海道だから出来る。
 我が家で作る場合、例えばまるっきり生で氷らせると、ぜんぜんうまくない。
 解凍すると生臭みが出たりする。
 だからマリネしてものや、軽く振り塩したものを氷らせる、それを解凍して食べる。

 今回のイトウは、マリネーしてから氷らせた。
 マリネ液は白ワインと白ワインビネガーを合わせて、一煮立ちさせたもの。
 味つけは塩コショウと風味づけのタイム。
 半日マリネーして一昼夜冷凍庫で保存した。
 寄生虫の心配はまったくない。
 しかも、このマリネーがとてもうまい。
 切っては味見していると、ついつい全部食べてしまいそうなので、早々に仕舞い込む。
 大急ぎで『市場寿司 たか』で握りにしていただく。
 さて、その際、ポケットから取りだしたのが市販のタルタルソース。
 たかさんの握りにプニュっと出して。
「嫌かな」
 乗せた後からこんなこと言っても遅いよな。
「いや、別に、サケマスなんかにタルタルあうと思うよ」
 やっぱり、これは絶品ではないかな。
 イトウは仕事をした(一手間かけた)方がいい。
 若いカップルが店にいたので、味見してもらう。
 寿司図鑑は多くの方の意見を聞きたい。
「おいしいです」と言ってくれたので、仕込みをしたボクとしてはうれしいねー。

 たかさんからも、
「すし屋だって、これくらい工夫した方がいいんだろうね」
 久しぶりに無抵抗にほめてくれるのかな、と思ったら、
「でもタルタルはいらないな」
 これが結論である。

寿司ネタ(made of)

イトウ
Japanese Huchen

イトウ
釧路湿原にいる大魚というイメージがあるものの食用としては非常にマイナーな存在。
近年、青森県などで養殖されるようになったので、食用魚としてである機会も増えるかも。・・・・
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