寿司図鑑 871貫目
養殖シマアジの握り
ようしょくしまあじのにぎり / シマアジ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
すし店のシマアジの、ほとんどすべてが養殖ものになっている。
アジ科の大型魚で養殖されているものはブリ、カンパチ、そしてシマアジ。
この養殖アジ類3種のなかではもっとも高価である。
シマアジの本来のよさは適度な脂とうま味、後口のよさだと思う。
養殖ものは脂が強く、このシマアジ本来の軽さがない。
口に入れると脂がとろりと溶けだすのが心地よく感じられるが、どうしても舌に重い。
この強さが好きか嫌いか、例えば天然シマアジを知らずして養殖ものを味わうと、シマアジの真味がわからなくなりそう。
残暑厳しい折の養殖ものは、やはり非常に脂が強く、濃厚な味わい。
活け締めなので食感がよく、シコシコしており、後味のよいのが救いではある。
寿司ネタ(made of)
シマアジ
White trevally 黃帶擬鰺 台湾/甘仔、瓜仔、縱帶鰺、石午(澎湖)、白魽
シマアジは東京での呼び名で、江戸時代から島鯵である。これは江戸の町に伊豆諸島から押送船(おしょく・・・・
市場魚貝類図鑑で続きを読む⇒