寿司図鑑 872貫目
初秋小振り白魚軍艦巻き
/ シラウオ
握り nigiri軍艦巻 Gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
漢字にすると当たり前だが「白魚」である。
生きているときは透明な体が、漁りして死んでしまうと徐々に白くなる。
新しいほど透明感があるので皮肉にも「白魚」でない方が新しい。
春に生まれた稚魚が夏から初秋に4センチ前後に育つ。
寿命1年なので青春期を迎えようとしている頃なのかも知れない。
この透明感のある小振りを軍艦にする。
薬味は好みであるが、基本はしょうがだ。
残暑に清々しさを感じさせるすしの姿をめで、軍艦巻きなので素早く口に放り込む。
舌にのせた途端、のりの風味をものともしない独特の香りが口中を満たす。
すし飯との馴染み、相性がよく、一体感がある。
小振りならではのプリっとした食感が舌に心地よい。
白魚のすしの味は多彩で、豊か、秋到来を感じさせるすしである。
寿司ネタ(made of)
シラウオ
英名/Icefish, Whiting, Glassfish
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