寿司図鑑 1154貫目

赤えびのあぶり

あかえびのにぎり / アルゼンチンアカエビ
赤えびのあぶり
握り

価格ランク

安

回転ずしネタとはいってもあなどれない、そう思うのだが、「たちずし」では微妙な存在となっているのが本種。
1990年代から輸入が始まり、一時は「ぼたんえび」として堂々と回転ずしで回っていた。この偽物的な感じをすし職人は敬遠するのだ。
ただし、それなりにネタとしてのよさは認めている。
このあたりもすし職人、たかさんの悩ましいところだろう。
単に握りにして可もなし不可もなし。甘いエビが好きなら病みつきになるかも知れないが、すし食いにはもの足りない。
ここに秘密兵器、バーナーというものを取り出して、握ってからあぶる。
まだ温かい内に食べるのがミソ。口に入れた途端にエビの風味が口中に満ち満ち、火が通った部分と完全に生の部分両方の甘さ、甲殻類のうま味が楽しめる。
「口のなかがお祭り騒ぎだ」
としかいえそうにない一かんである。
2012年04月17日

寿司ネタ(made of)

アルゼンチンアカエビ
英名/Argentine Red Shrimp スペイン語/ Langostino ドイツ語/Argentinische Rodgamele フランス語/Salicoque Rouge d'Argentine ポルトガル語/Camarão vermelho argentino

アルゼンチンアカエビ
初めて見たのは1990年代のはじめ、回転ずしだったと思う。
ホッコクアカエビ(甘えび)にはない食感があることで、美味しいなと思った憶えがある。

アルゼンチンでいちばんとれるエビ。
1990年代くらいから見かけるようになり、輸入量は不安定で・・・・
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