寿司図鑑 1193貫目
カスミサクラダイの握り
かすみさくらだいのにぎり / カスミサクラダイ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
静岡県沼津魚市場で拾ったもの。底曳き網でとれたものだろうけど、鮮度抜群。選別のオカアサン達に「ください」と断って持ち帰る。
2尾あったのを、両方ともたかさんに渡す(『市場寿司 たか』)。「はいよー」と受け取ったのはいいが、ケータイをかけている間に皮まで引いてしまっている。
「去年、皮引いたらダメっていったでしょ」
「去年のこと憶えてられるか」
と目の前に来た握りは実に美しい。毎回思うが、これほどきれいな白身は滅多にないだろう。非の打ち所がない。でも味がないのである。
口に入れて舌に触れるとほんのりと甘い。うま味もないことはないし、今回のものは鮮度がいいので食感もいい。が、すし飯と合わさることを考えると、ひと味足りない。
「うまいすしだねー」と白身好きのたかさんは言うけれど、「次は皮引いたらダメだよ」。
2006年12月12日
寿司ネタ(made of)
カスミサクラダイ
Japanese perchlet 台湾/日本棘花鱸、花鱸、日本棘花鮨
底曳き網では完全に雑魚。本種の問題は小型魚であることだ。すし店、割烹料理店など、小型魚を使う業種などで積極的に使って欲しい・・・・
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