寿司図鑑 1198貫目
アオハタの握り
あおはたのにぎり / アオハタ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
小振りのハタで日本海西部や九州に多い。ハタ類は総て高級魚であるが、近年漁獲量が増えているのか、比較的手軽な値段で手に入る。すし屋が買いやすい大きさなのもあって、すしダネとしてもよく使われているようである。特に、春のヒラメが不安定でマコガレイには早いという時期には人気が高まるようだ。
今回の主役は福岡県産1kg弱の活け締め。近年ハタのよさを知った、たかさんは何も聞かないで、三枚に下ろす。半身の皮を引き、比較的薄く切りつける。1切れ味見して、「うん、いい味だ」と今度は握りにしてつまんでみている。
「これよく見かけるハタだよね。うまいけど、薄く切りつけても、まだ少し硬いね」
そんなことはない。この厚みでちょうどいいと思う。適度な食感ですし飯との相性がいいのは甘いからだろう。後からうま味がふわりと浮き上がってくるのもいい。残念なのはすし飯との馴染みの悪さだけど、個人的にはそれほど気にならない。
「これ、酒の後でつまむといいと思うな」
「そうだね。さわやかな一かんだね」
2012年05月31日
寿司ネタ(made of)
アオハタ
Yellow grouper, Banded grouper 青石斑魚、黃丁斑、石斑、過魚、中溝、白馬罔仔
最近増えているのか関東の市場でもいたって普通に見かける。
鰭などが黄色みを帯びているので、「黄羽太」、「黄かな」などと呼び。
アオハタという標準和名はあまり馴染みが・・・・
市場魚貝類図鑑で続きを読む⇒