寿司図鑑 706貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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松江市内『大鯛寿司』の十二かん、その二黄かな/アオハタ
きかな / アオハタ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
二かん目に来たのが白身で、「黄かな」だった。
島根県松江市周辺ではマハタを「かな」、アオハタが「黄かな(きがな)」となる。
県内でとれるハタ類は主に「かな(マハタ)」、「あかみず(キジハタ)」、「黄かな(アオハタ)」の三種。
アオハタは小型のハタでとても味がいい。
『大鯛寿司』のネタはなんらかの仕事がしてあるものばかりだが、これはそのまま。
白身でシコっとした歯触りに、淡い旨味が感じられる。
淡い味付けのすし飯とともに印象深さに欠ける。
ハタ類にしてはもの足りない味わいで、やはり旬を外しているようにも感じる。
アオハタの産卵期は夏で、旬も梅雨前後だと思っている。
産卵後以外あまり味の落ちない魚なので、それなりに楽しめる。
ただ気になるのが、ケンサキイカの後に白身でいいのだろうか? ということ。
ともに淡い味わいで旨味という点ではもの足りない。
『大鯛寿司』の静かな空間で二かん連続の大人しい味わいに、余計に次の一かんが待ち遠しくもなる。
この状況良しとするか、いらだたしいと感じるかが微妙だ。
大鯛寿司 島根県松江市東奥谷町361-9
寿司ネタ(made of)
アオハタ
Yellow grouper, Banded grouper 青石斑魚、黃丁斑、石斑、過魚、中溝、白馬罔仔
最近増えているのか関東の市場でもいたって普通に見かける。
鰭などが黄色みを帯びているので、「黄羽太」、「黄かな」などと呼び。
アオハタという標準和名はあまり馴染みが・・・・
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