寿司図鑑 1262貫目

ギンカガミの握り

ぎんかがみのにぎり / ギンカガミ
ギンカガミの握り
握り

価格ランク

安

 定置網などに混ざってしまうといった魚で、歩留まりが著しく悪くまとまってとれないので、めったに流通しない。それが和歌山県から入荷してきた。一箱買い占めて。すし職人、たかさんに2、3枚渡すと、「なんだこりゃ?」と素っ頓狂な声をあげる。「魚ですよ、魚。はやくつけてね」とお願いする。
 味見したたかさんは、
「アジのような味かな。マアジよりも『青あじ(マルアジ)』に近いというか、血合いの酸味が少し強い感じ」
 確かに味のある魚というか、個性的な味の魚であることは間違いない。ただし決してイヤな味ではない。
 背の方は血合いの色が悪いというので、やってきたのは腹の部分。一見すると小振りのシマアジのようだ。
「酸味が特徴かな、後になってマアジに近い味が来る。味が濃いというか個性的だよね。すし飯との馴染みはイマイチだけど、かなりうまいと思うな」
「そうだね。たださ、この背の部分をお客に出せるか、というと無理じゃない」
●写真は腹の部分。
2011年09年09日

寿司ネタ(made of)

ギンカガミ
英名/Moon fish

ギンカガミ
西日本に多い魚。
関東などではあまりまとまってとれない。
鮮魚で出回ることも少なく、食用としての認知度は非常に低い。・・・・
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