寿司図鑑 1421貫目
煮蛤
にはまぐり / シナハマグリ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
江戸前握りのもっとも基本的なすしダネがハマグリであった。江戸湾(東京湾)でたくさん揚がったハマグリを煮てつけていたのだ。
残念なことにこのハマグリが国内で激減。非常に高価なものとなり、これに代わって使われているのがシナハマグリである。
ハマグリよりも味が劣るとされているが、じっくり食べてみても大きな違いはないと思う。
剥き身にして塩ゆで、身を取り出して冷やす。水管に串を通してこれも冷ました煮汁の中で洗い砂などを落とす。これを酒、砂糖、しょうゆ、水などの地につけ込んだもの。江戸前ずしの基本的な仕事だが、近年ほとんど見かけない。
煮たハマグリの軟らかさ、貝らしいうま味が堪能できて、すし飯との馴染みもいい。つめでつまむのがいい。
寿司ネタ(made of)
シナハマグリ
英名/Hard clam
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