寿司図鑑 1423貫目
ヒイラギの握り
ひいらぎのにぎり / ヒイラギ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
川の水の影響がある汽水域や内湾に普通に見られる。手のひらに数尾のるほどの小魚ではあるが、小骨が少なく味のよさから知る人ぞ知るといった魚である。
一見、小さいので刺身には出来そうにないと思われがちだが、意外にも歩留まりがよく、小さいながらもすしの世界で言うところの「片身づけ」の種がとれる。
皮を引くと下には見事な銀皮があり、うっすらと金色の筋が走っている。ちょんちょうんと切れ目を入れた握りがまことに美しい。
味は見た目以上だ。ジ科の魚のようなうま味があり、春など脂ののったものはやや軟らかく、すし飯との馴染みもよい。
あまりのうまさに一かんでは足りず、二かん、三かんとつまめるよき味の握りである。
寿司ネタ(made of)
ヒイラギ
Spotnape ponyfish 台湾/項斑項鰏、金錢仔、兵葉仔(澎湖)、方葉仔(澎湖)
非常に珍重する地域と、あまり食べない地域がある。大阪湾、島根県東部、高知県、福岡県などでは人気が高・・・・
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