寿司図鑑 1431貫目
ハチビキの握り
はちびきのにぎり / ハチビキ
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実にしばれる日であった。市場に長崎県産の見事なハチビキが並んでいる。
たかさん曰く、
「(修業した店の)親方は『赤鯖』嫌ってたなー。都内のすし屋では使わない魚だった。食べるといい味なんだけどね」
「今はどう?」
「大好きだよ。最近のは鮮度がいいからさ」
持ち込んだハチビキは2㎏上で、三枚に下ろして背を二かんつけてもらった。
口に入れるとほんのりと甘味があって、後からジワリとうま味が追いかけてくる。少しすし飯との馴染みが悪いのが残念であるが、実にうまい。
「あのね。この魚、これからだと思うよ。まだ皮下の脂の層が薄いよね。春から夏、秋と脂の厚みが二倍くらいになる。
「たかさん、脂は少ないけどうま味たっぷり。なんかんでも食えそうで恐いくらい。もう二かん」
続けて食べても飽きの来ない味なのであった。
2013/01/29
寿司ネタ(made of)
ハチビキ
Japanese rubyfish 台湾/史氏紅諧魚、紅鰱魚、紅肉欉仔、紅嘴唇仔、紅唇仔、紅魚仔、白肉蒜,紅肉蒜
関東などでは昔、筋肉が赤いので「赤鯖」と呼ばれて非常に安い・・・・
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