寿司図鑑 1437貫目
クロメジナの握り
くろめじなのにぎり / クロメジナ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
寒い時季のクロメジナの刺身の味は魚類中でも最高峰のひとつだろう。当然、すしダネとしても上のものだ。活魚の小振りのものをしめて、あまり時間を置かずに握ってもらった。
小振りなのであまり脂は強くなく、甘味控えめではあるが、魚らしいうま味が豊かで、実にうまい。
すし職人・渡辺隆之さんは活魚なのですし飯との馴染みを気にしていたが、思っていたほどは気にならない。ネタとすし飯がほぼ同時に口中から消える。
下ろした初日は軽い味わいでいくつつまんで食べ飽きぬ、というものだったが、時がたつほどに脂の甘味やうま味が増して、別種の味になる。
「小振りでも寒い時季のクロメジナはうまいね」
と、たかさんともどもうなずくしかなかった。
寿司ネタ(made of)
クロメジナ
BLackfish, Nibbler, Smallscale blackfish
メジナと呼ばれる魚のなかでももっとも味がいいので、若干高値で取引されるが、入荷量は少ない。・・・・
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