寿司図鑑 1456貫目
アオチビキの握り
あおちびきのにぎり / アオチビキ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
アオチビキの握りを食べるならお早めにと言いたい。なぜなら本種のおいしさを知るプロが増えてきているからだ。築地場内では数年前には、赤ならぬ青い体色に食指が動かないなどと言う仲買さんがいたが、最近では引く手あまたの人気振りである。
一かんの値段もうなぎ登りに上がるかも知れない。要するにそれほどにうまいのである。食べて手であるボクだけの意見ではない。保守的な職人である、たかさん(『市場寿司 たか』)ですら、
「タイやヒラメが裸足で逃げていくくらいにうまい」
と、絶賛するほどなのだ。
焼霜造りなど皮を生かす握りも試してみたが、どうやら素直に握った方がいいようである。
身に甘みがあってうま味もほどほどで全体に上品である。すし飯との相性も最上級によく、一かんの握りとしての完成度も高い。
ちなみにこれを『市場寿司 たか』に持ち込むと、
「たかさん、まずは十かんつけて」
こんなお願いをしてしまう。
寿司ネタ(made of)
アオチビキ
Green jobfish, 藍短鰭笛鯛
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