寿司図鑑 13貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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みるがい/ミルクイ
みるがい(みるくい) / ミルクイ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
市場に来て、これもちょっと奇妙なもののひとつ。二枚貝の貝殻はありきたりなものなのに、そこから黒っぽい、ちょっと卑猥な感じすらするいちもつがブヨヨンとのびている。これが二枚貝において値段のキングともいえるミルクイである。「ミルという海藻を食う」ということから「みるくい」となったようだが決してミルは食べない。ブヨヨンとのびているとのびている水管を寿司ネタとする。安いときでも2500円/キロはする代物。おおよそ200グラムはあるから1個500円もする。一個で3個とれたとして、安くて160円ほどの原価、高いと300円くらいになる。これに職人のわざと手間をかけると1個で千円はくだりません。味わいは甘みがあり、ちょっとしこっとして、しかも柔らかい。上品でいながらすし飯に負けない存在感である。
寿司ネタ(made of)
ミルクイ
英名/Keen's gaper, Otter-shell
とても日常的に利用できる値段ではないので、すし店、料理店で使われている。江戸前ずしなどでは「みるがいの仕込み」は基本的な技術だが、職・・・・
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