寿司図鑑 89貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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アサリ
あさり / アサリ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
師走の市場で魚介類を漁る。みたところ冬は始まったばかりだ。アサリが痩せ細る季節でもある。三河産の大振りのアサリがあったので手の平に乗せてみる。思った以上に持ち重りがする。これをそのまま『市場寿司』に持ち込む。
「つけてよ」
嫌がるだろうと思ったら、鍋にみりん・酒、そしてていねいに洗ったアサリを入れて箸でかき回しながら火を通す。貝殻と身を分けて、たまった煮汁に剥き身を戻しておく。
「昼においで」というので、改めて昼下がりに『市場寿司』ののれんをくぐる。
たかさん何も言わず、直付けで二かん。
一気に二かん口に放り込む。これが非常にうまい。三河の冬のアサリがぷっくり膨らんで味わい深い。意外だけど、とてもありがたい誤算だ。
「たかさんウマスギじゃねー」
「うまいだろ。昔のやり方だけど今やってもイケルね」
「アサリをつけてたなんで知らなかった」
「ウチ(修業した店)だけかもね」
みりんの甘さが効いているよね。アサリが柔らかいのもいいし。
「ときどきアサリ仕込んだら」
「アサリの握り(のうまさ)わかる客いるかな?」
寿司ネタ(made of)
アサリ
Japanese short-neck clam,Baby clam
干潟や海岸線の乱開発で激減。今や国産は少なく多くが輸入されたもの。
古くから食用貝として重要で、日常的な存在だが、国内産は非常に厳しい状況に・・・・
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