寿司図鑑 934貫目
ぶどうえび握り
ぶどうえびのにぎり / ヒゴロモエビ
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ヒゴロモエビはすしダネとしては「ぶどうえび(budouebi)と呼ばれている。
これは生きているときは緋色(scarlet)だが死んだら濃い赤紫色、野生のブドウの房の色になるためだ。
主に生で食べるエビを甘エビ類(Sweet shrinp)という。
流通する甘エビ類のなかでももっとも高価なもの。
甘エビ(ホッコクアカエビ)は甘いけれど、ぷりっとした食感に乏しいのに対して、本種は甘みも強く、その上、心地よい食感が楽しめる。
外子(産卵後腹に抱いた卵)が大きいので、これをのせると、まことに豪華に見え、この卵のプチプチした食感もいい。
1尾50g前後で大型で1尾で1かんになることもすしダネ向きである。
残念なのはあまりとれなくなったため、高騰、握り1かん2000円以上もするようになったことだ。
寿司ネタ(made of)
ヒゴロモエビ
英名/Prawn
底曳き網でとるのだが、漁獲量が非常に少ない。
標準和名のヒゴロモエビはまったく知られず、一般にはブドウエビ。
すしネタとしても最も高価なもので、生食用のエビとしてももっとも高級。・・・・
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