寿司図鑑 196貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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梅色/ウメイロ
うめいろ / ウメイロ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
関東ではお馴染みの魚である。これは東京都内、伊豆七島や小笠原が一大産地であるためで、ここからくる定期便にしばしば乗ってくる。
値段は高値安定、けっして安くはない。外見は利休鼠に熟した梅の黄とやや派手。考えてみると季節的には梅色ではなく、山吹だと思うがいかがだろう。
きれいな白身で、血合いが赤いせいか、ネタには保守的な職人や料理人でもときどき持っていくと仲買から聞いた。
旬を過ぎた10月に半身、『市場寿司 たか』に持ち込んだ。
「きれいな身だね。なんだろう?」
と首をひねるたかさんに「ウメイロだよ」と話すと、「これ高いだろ」と話す間もなく2かんが出来上がる。
そしてもう1かん握って、
「脂ののりはイマイチだけどうまいな、これは。身がねっとりしている」
その練り絹のような感触。こそして程良い旨味と甘み。
すし飯と馴染みも申し分がない。
「梅色という和風の呼び名もいいと思う」
さっそくすし職人、仲卸に一本丸買いに走るのであった。
2005/10/10
寿司ネタ(made of)
ウメイロ
Yellowtail blue snapper 黃背若梅鯛、 黃雞仔、包公雞、貢仔、黃腳佳仔、黃加甲(臺東)、烏尾冬(澎湖)、青雞仔(澎湖諸島)
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