寿司図鑑 206貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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柳葉魚/シシャモ
ししゃも / シシャモ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
秋になると関東の市場にも到来してくるのが生シシャモ。釧路、十勝などからまとまってくることもある。これが毎年入荷してきて、しかもキロ/2000円以上の値がつくのか不思議なのだが、せっかくだから寿司に仕立ててみた。『市場寿司 たか』の渡辺隆之さんは多摩地区でももっとも包丁使いのうまい職人なのであるが、シシャモの軟らかい身には少々手こずった。それでも、ほどなく上がってきた握りは、なかなか美しい。まず先に、たかさんが味をみてうなる。うまいのだな、と口に入れると味がない。あれっと思ったときにその風味が感じられた。それはアユやキュウリウオなどが持つ風味であり、夏の川を思わせるような懐かしい刺激。それから旨味が来て、甘みはほとんど感じない。軟らかいので、当然すし飯との相性も抜群だ。たかさん思わず、「シシャモ、寿司でいけるね」。
寿司ネタ(made of)
シシャモ
英名/Smelt, Shishamo smelt
古くは産卵期、川がシシャモで埋まるほどとれたもので、比較的北海道など産地周辺で食べていたもの。
1970年代には確実に鮮魚が・・・・
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