寿司図鑑 237貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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アカイカ
あかいか / アカイカ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
茨城で「紫いか」、伊豆なんかでは「あぶらいか」と呼ばれるのがアカイカである。「こんなイカなんて値段はつかないでただ同然だったんだよ」、真鶴漁港で地元の『栄寿司』さんが漏らした。そんなアカイカが近年、人気抜群なのだ。これを開いて干物にすると大きいし、当然、身が厚く、そして柔らかい。当日の干物屋では予約に足りないと大慌てしていたほどだ。「でも刺身はだめだね。うまくもなんともない」、干物を干しながら、おばちゃんが手を横に振って笑う。そんなにまずいのだろうか? 持ち帰った刺身を食べて「こりゃアカン」と思い知らされる。なにしろ味がないのだ。それでは煮いかにするしかないと寿司職人の渡辺隆之さんにお願いした。これは決して悪くはない。悪くはないがうまくもない。もっと甘辛く味を含ませた方がよかったのか安い蒲鉾を食べているような気分になった。
寿司ネタ(made of)
アカイカ
Neon flying squid
ソデイカやケンサキイカも「アカイカ」という名で流通するので、余計に本種の陰が薄くなる。本種が脚光を浴びたのは割きイカ、ソフト割きイカなどとしての原材料として・・・・
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