寿司図鑑 238貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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室鰺/ムロアジ
むろあじ / ムロアジ
握り nigiri軍艦巻 Gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
鮮度のよさのこともあるが、それ以上に絶対に産地でしかお目にかかれない魚がある。ムロアジもそんな魚のひとつである。ムロアジというと伊豆七島新島でのくさやや開きの干物。これが定番で生で食べるなんて「ちょっと恐くないか」と食中毒を心配するのが当然。何しろサバと同様にヒスチジンも多いし、血合いもたっぷりで酸化しやすくすぐダメになる。じゃあ、刺身はまずいのかというとあにはからんや、漁師などは船で好んで刺身にしているのだ。そこまでではなくても目の前は海という店である。まだ暗い漁港でムロアジを数本見ている。ひょっとしたら来るかなと思っていたとおりに軍艦に仕立てたのが登場した。ネギにぱらりと塩が振ってある。山盛りのムロの身は青魚の酸味と旨味を口いっぱいに広がる。そんなときにネギの風味と塩味が来てすし飯が加わってきた。驚いたことにこの混沌の中でしっかりムロの身がシコっとした食感を感じさせてくれている。この時ほど真鶴の海を感じたことはないのだ。
寿司ネタ(made of)
ムロアジ
Amberstripe scad
主に太平洋側の温かい海域に多いが、近縁種のクサヤモロと・・・・
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