寿司図鑑 368貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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檜扇貝/ヒオウギガイ
ひおうぎかい / ヒオウギ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
この美しい貝には苦い思い出がある。二十歳前、三重県を旅した折りに姉にお土産に買ったのが、この貝殻なのだ。朱、紫苑、利休鼠に見えるのもあれば、鮮やかな紫もある。これをプラステックの手提げに入れて、土産物屋の真ん中に置いてあったのだ。考えてみると馬鹿げた話で、青森に行って名物のホタテの貝殻を買うのとなんらかわりない。しかもそのとき食べた焼いたヒオウギがちっともうまくなかった。まあ焼いて、売れないまま網の隅っこにあったのを食ってうまいわけがない。実際、上火で短時間で焼き上げたヒオウギガイは非常に美味である。また貝柱は当然刺身でもうまい。「値段からすると、寿司ネタには出来ないね」と寿司職人の渡辺隆之さんは言うけれど観光地なら立派に名物となる。でも「ホタテと同じような味だしね貝殻にのせて出すといいかも」とはたかさんは続ける。今回はそんな貝柱に焼き目を入れて握りに。甘味があり、焼いた分旨味も濃くなって、うまい。外面が華やかで美人さんのヒオウギガイ。「食べてもうまいのよ!」。
寿司ネタ(made of)
ヒオウギ
Hioogi-scallop,Noble scallop
また焼いたり、刺身にしたり、同様に観光資源のひとつとなっている。
あまり生産量が多くないので一般的な流通は少なく、地域的な存在でしかな・・・・
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