寿司図鑑 371貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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しくち/メナダ
しくち / メナダ
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メナダというのは人知れずある魚である。まず市場、魚屋で探しても無理だろう。これが各地で「うまい魚」として珍重されているのだが、それも「美味極まりない」とか「至味」といったものではなく、普段家庭でしみじみ「うまいな」とおかずになって登場する。そんな地味な魚である。外見はボラそっくりのメナダ、味わいもボラに近いのだが、そのボラにも増してメナダを好んで食べるのは瀬戸内海、有明海などの内湾に面した地域である。市場で手に入る魚ではなくて困っていたら広島県倉橋島の「日美丸」さんが送ってきてくれた。その「日美丸」さんが「ボラよりうまい」というメナダ。卸すとたっぷり子を抱えている。この子を塩漬けにして身は三枚に卸す。これを『市場寿司 たか』に持ち込んだ。「ボラよりも血合いが薄いよね。それに身の色合いも違う、握りにしてきれいなんじゃない」とさっそく2かん。これは上品な味わいだ。噛むとジワリと浮き上がってくる魚らしい味わい旨味に、まったりした感じをつけ加えていつのは少ないながら「脂」であるようだ。「うまいね」とたかさんと意見があって、さっさとネタケースにしまった。今日、メナダを食べるこのとできた人は幸せである。
寿司ネタ(made of)
メナダ
So-iuy mullet, 밀치
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