寿司図鑑 390貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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石鰈/イシガレイ
いしがれい / イシガレイ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
イシガレイの旬は夏の終わりから秋から冬ではないだろうか? そのためか初夏くらいまでが安い。では、この安値の時期、味はいかがなものか、外見的には見事なものを見つけて『市場寿司 たか』へ走る。持っていった途端、「イシか……、今、時期じゃないだろ」と寿司職人らしい感想をもらす。「時期じゃないのも、試してみたいんだよね」。まあ活けのイシガレイ、考えてみれば在り来たりなネタではある。縁側を加えて3かんが出来上がる。その縁側にしきりに「うまい」とたかさん、「でも身の方は平凡」。確かに縁側には脂があって、イシガレイならではのクセもいい味わいを作り上げている。でも身の方は甘味も脂も感じられず、「活けイシガレイ」という威厳がない。「でもさ、このところスンゴイのばっかりだっただろ(珍しいネタばかりということ)、やっぱり平凡っていいんじゃないか、夜うなされないしさ」といやな笑い方をする。孫3人のおじいちゃんにはオオカミウオやマダラトビエイ(そのうち登場する)は刺激が強かったのかな。
寿司ネタ(made of)
イシガレイ
Stone flounder
江戸時代の『和漢三才図会』(寺島良安 1712)にも味の優れていることが出ている。特に江戸(東京)で珍重されていて、古くから夏の魚として人気があった。魚類学者の・・・・
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