寿司図鑑 507貫目
寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
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頬赤口美/ホオアカクチビ
ほおあかくちび / ホオアカクチビ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
「メイチダイだっけ、タマメイチ、全部フエフキダイの仲間って言っただろ。よーく似ているね。真っ白な身だろ、血合いの色が薄いだろ、味は上品過ぎるというかね、ちょっと旨味に欠ける」。小笠原産のホオアカクチビを卸しながら、たかさんが呟く。「小笠原ものは輸送に時間がかかるから。ネタに出来るかどうか不安だけど」と断って持ってきている何種類かの魚がまな板の上にあり、中から、「これは大丈夫」だと選んだのが本種なのだ。東京都小笠原の魚は築地に定期的に入荷してくる。その大半は白身魚であるが、用途が判然としない。まあ刺身にはギリギリの鮮度というのが多いようだ。その中にあって脂の薄いフエフキダイ科の魚は鮮度の低下が比較的遅い、当然刺身にも使えそうなのだ。「やっぱり、味がないね、たかさん、寿司には向かないかな」、「いやいや、このあっさりしたものも寿司ネタには必要だよ。これはこれでいいと思うな。考えてみると、これはとれたてはもっと味がないね。それが船に揺られてきてるだろ。今日アタリ、これでも旨味がちょうど乗ってきたところってことかも知れないね」。
寿司ネタ(made of)
ホオアカクチビ
Variegated emperor, 台湾/紅鰓龍占魚
小笠原に多いが伊豆諸島ではほとんどとれないのは、より暖海系なのだと思・・・・
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