寿司図鑑 1355貫目
ホオアカクチビの焼霜造り
ほおあかくちびのやけしもづくり / ホオアカクチビ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
沖縄では白身で皮の厚い魚は皮霜造りか焼霜造りにする。大形のフエフキダイである本種も皮にうま味があるので表面をあぶってつけたい。が、江戸前のすし職人である、たかさんはこの焼霜を嫌うのである。魚の味よりも焼いた香ばしさが勝つという。
イヤイヤながらあぶり、つけてもらった一かんがいい味である。確かに炙った香ばしさが勝つかも知れないが、これも本種の持ち味であると考えるといいのでは。
身にも甘味と適度な弾力があり、すし飯と合わさっても十二分に主張する。
たかさん曰く、「地味な色だけどトロピカルやー」とはいかに。
寿司ネタ(made of)
ホオアカクチビ
Variegated emperor, 台湾/紅鰓龍占魚
小笠原に多いが伊豆諸島ではほとんどとれないのは、より暖海系なのだと思・・・・
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