寿司図鑑 1491貫目

ホオアカクチビのあぶり握り

ほおあかくちびのあぶりにぎり / ホオアカクチビ
ホオアカクチビのあぶり握り
握り

価格ランク

並

 関東ではフエダイ科はハマダイ、ヒメダイなどが古くから食べられていたが、フエフキダイ科はあまり食用魚として馴染みがない。
 まったく新しい白身といってもいいだろう。これをすし職人にたかさんとあれこれやってみる。
 身(筋肉)に味がないというか、淡泊過ぎる気がする。かといって薄造りにすると余計に味がない。これを補うのは皮の食感と風味である。
 ただし、たかさんはこの皮を生かすというのをやりたがらない。ただ単に皮引きを漬けて、こんどは皮目をやや強めに炙ってからつけてみた。
 やはり皮付きの方がうまいと思う。
「この手の魚ならいいかも知れないね」
「これも面白いと思わない」
 すだち(カボス、ライムやレモンでも)塩などがわさびしょうゆよりも上だと思うが、たかさんはしょうゆが合うとの意見だ。

寿司ネタ(made of)

ホオアカクチビ
Variegated emperor, 台湾/紅鰓龍占魚

ホオアカクチビ
主に鹿児島県諸島部、沖縄県、小笠原などで食用となっている。意外にもっともよく食べているのは東京を始め関東ではないかと思う。小笠原諸島に多く、市場などで見かける機会も多い。
小笠原に多いが伊豆諸島ではほとんどとれないのは、より暖海系なのだと思・・・・
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