寿司図鑑1~856貫目は旧コンテンツからの移行データの為、小さい写真の記事が多くあります。
姫魚/ヒメジ
ひめじ / ヒメジ
握り Nigiri軍艦巻 gunkanmaki海苔巻 Norimaki丼・ちらし Don/Chirashi郷土ずし Kyoudozushiなれずし Narezushiいずし Izushiいなりずし Inarizushiその他 Others
八王子魚市場内『海老辰』に珍しくヒメジが売られていた。
静岡県焼津市の『マルモン水産』が荷主。
梅雨は明けたのだろうか、朝から暑い。
こんな日にはヒメジの青唐辛子煮が食べたい。
それで10本ほど買ってくる。
キロ当たり1300円は高くもなく、安くもない。
売れるか、売れないか、保証のない魚としては普通の値段。
数本、たかさんに渡すと、卸すのにかなり難航する。
一度は酢締めで、また一度は生で握りに仕立てている。
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●2005年9月10日 生の握りへは
http://www.zukan-bouz.com/zkanb/susizukan/02/13.html
●2005年12月7日 酢締め握りへ
http://www.zukan-bouz.com/zkanb/susizukan/03/11.html
そのとき卸すのに苦労した覚えはない。
7月のヒメジは卵を抱えていて、そのせいでやや身が柔らかいのだろうか?
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たかさん、散々苦労してやっと握りに仕立て上げる。
ボクは見ていただけで、ぜんぜん苦労していないので、純粋に、いたって優雅にヒメジの握りを楽しむ。
身が柔らかく水くさいのか、と思いきや、思ったよりも弾力があり、旨味がほどほどで、むしろ甘味が舌に感じられて、適度に寿司飯に馴染む。
「たかさん、酢締めがいちばんうまかったね」
「覚えてないよ」
「この味はどうかな」
「悪くはないよ。うまいんじゃない。独特の風味があるよね。昔から江戸前握りは小魚をいかに使うかが主題じゃない。こういうのもアリだね」
ただし1キロ仕込めというと「絶対にいやだ」という。
7月のヒメジ、なかなか寿司ネタとしては手強い。
寿司ネタ(made of)
ヒメジ
Japanese goatfish, 台湾/日本緋鯉
小型ではあるが味のいい魚で、小骨がないなどで食のプロ達の間では人気があ・・・・
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